外壁塗装は断熱に注意すること

多くの人は外壁塗装は家の見栄えをよくするためにするとおもっているようですが、じつは塗料に断熱塗料を使うことによって、冷暖房の効率を上げることができるのです。つまり、外壁塗装で断熱塗料を使うことで、夏の冷房費用、冬の暖房費用を節約できるのです。ですから、外壁が断熱塗料でない場合、すぐに断熱塗料で塗ってもらったほうが経済的だといえます。私の専門は化学なので、断熱塗料があることは知っていましたが、一般に普及していることを知ったのは今から10年ほど昔です。当時出入りしていた工場の屋根や外壁の塗装作業をしているので、たずねて見たら、断熱塗料をでぬりなおしていると言うのです。
それで、いったいどれぐらいの効果があるのかとたずねると、断熱塗料を使うと、夏の場合、工場の外と中とで2度の差ができるということでした。あの広い工場全体の室温を外温から2度下げるのは大変な金額です。それが塗料だけで2度下がるのですから、大変な冷房費の節約になるのです。冬の場合は聞いていませんが、おそらく冬の場合も暖房費が大幅に節約できるのではないでしょか。もちろん断熱塗料の上から、普通の塗料で上塗りをすることも可能です。その辺のことは、塗装業者に聞けばわかると思います。ただ、塗装業者の中にはまだ外壁塗装は家の外観を保つためだけだとおもっている人も多いようなので注意が必要です。